ドイツGPから2連戦となった第9戦アメリカGP決勝は、初のポールポジション(PP)を獲得したステファン・ブラドル(LCR Honda MotoGP)と、予選2番手のマルク・マルケス(Repsol Honda Team)の一騎打ちとなり、19周目にブラドルをかわしたマルケスが、そのまま快調にラップを刻み、32周のレースで真っ先にチェッカーを受けました。

今大会、初日のフリー走行から好調で、ライバルを圧倒したマルケスは、予選で痛恨の転倒を喫して悔しい2番手。決勝は、ブラドル、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)に続いてオープニングラップ3番手と1つポジションを落としましたが、4周目にロッシをパスして2番手に浮上すると、ブラドルを追い上げました。そして、19周目の最終コーナーでブラドルをかわしてトップに浮上すると、そこからは快調にラップを刻みました。

マルケスは、第2戦アメリカズGPで優勝し、フレディ・スペンサー選手の持つ最高峰クラスの史上最年少優勝記録を更新しました。今大会はスペンサー選手の持つ21歳104日の史上最年少での連勝記録を上回り、20歳154日へと更新しました。これでマルケスは、今大会5位のダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)に16点差、今大会6位のホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)には26点差としました。

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