2015からMotoGP復帰のスズキがマシンをテスト!
2013年6月24日
800ccレギュレーションの終了とともに2011年限りでMotoGPから一時撤退していたスズキが、2015年より復帰することが17日に正式日発表された。当初予定されていた2014年から1年遅れでの参戦となった理由として、レギュレーションへの対応であったことが明らかになった。
スズキが現在開発中のプロトタイプマシンは、三菱電機製のECUエンジンコントロールユニットを使用しているが、最高峰クラスでは2014年からマニエッティ・マレリ製のハードウェアを使用することがレギュレーションで義務化されている。新たなECUを使用することや、燃料制限など大きな変更が幾つかあるため、MotoGPクラスでチャンピオンシップ争いをするためには次期尚早で、開発にさらに時間が必要と判断したようだ。
この発表と時を同じくしてスズキは、第6戦カタルーニャGPが開催されたカタルーニャ・サーキットで実施されるオフィシャルテストに参加。欧州での初テストとなる今回、開発ライダーのランディ・ド・プニエと青木宣篤が、1000cc並列4気筒のプロトタイプマシンをシェイクダウンさせた。結果は19人が参加した中で、ド・プニエがトップタイムから0.772秒差の8番手をマーク。ちなみに1番時計はカタルニアで3連勝を飾ったロレンソの1分41秒904だが、そこから0.609秒差の6番手を記録したロッシに対して、プロトながらコンマ1秒台差まで迫っていることを考えれば、好調な滑り出しと言えるだろう。
Webikeニュース編集長/ケニー佐川
2015からMotoGP復帰のスズキがマシンをテスト!
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